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今日の確認したい日経記事(2019/4/16)

成長企業、データで目利き みずほ銀、中小にオンライン融資 ECやSNSの履歴活用

(要約すると)

・中小企業が銀行融資を受ける場合、決算書や銀行の営業担当者による経営者からのヒアリング内容が融資の可否を決める材料となり、申し込みから融資実行まで時間がかかるといった問題が発生していた。また、担保や保証が信用の補完となり、これらがなければ、そもそも融資が受けれない中小企業も多い。

・このような状況に対し、オンライン銀行などが非決算の情報に基づき融資を行うオンライン融資を展開してきた。早い場合は即日入金も可能である。

・非決算の情報とは、銀行口座の出入金の履歴、会計ソフトを通じた売掛金の情報、ECサイトでの受注状況、ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)に集まる口コミの評判などである。

みずほ銀行も5月からオンライン融資を開始し、同行に口座を保有する約80万社の中小企業のうち、融資取引がない9割の先の融資開拓を進める。

・世界のオンライン融資市場は2023年に約41兆円と、2018年比で8割超増加する見通しである。

私見

・オンライン融資は高金利であり、銀行にとっては収益貢献が期待されるほか、事業者にとっても短期資金の調達を円滑に行うことで、資金繰りの改善を行うことができ、経済にプラスの効果をもたらすと言える。

・一方で、オンライン融資の資金使途は、運転資金など短期資金であり、企業の成長資金など長期資金ではない。

・オンライン融資により、銀行が対応できなかった隙間市場が埋められるということである。

・事業の成長性を評価し、伴走型で長期資金を融通する銀行な役割は依然重要である