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今日の確認したい日経記事(2019/4/14)

教育×AI=個別指導が進化 Z会や学研系、集団塾が苦境 つまずきを分析 遡って教え直す

(要約すると)

・国内の教育市場は伸び悩んでおり、近年は2.5兆円近辺で推移しているほか、少子化もあり小学生の学習塾の利用者は320万人と過去8年で約45万人減少している。

・学習塾は、受講生の減少を受けて従来の集団指導を維持することが困難になっている。

・このため、大手学習塾は個別指導に事業領域を拡大しており、その際、個人に併せたオーダーメイド型の教育を提供するため、AIの活用を進めている。

・大手学習塾は自社リソースではAIの活用に対応できないことから、スタートアップ企業と提携して教材を開発している。

・例えば、Z会はスタートアップのアタマプラスと提携し、過去の生徒の問題の正誤や解答時間のデータを分析し、つまづいた問題からどの学習項目が理解できていないかAIが特定し、遡って教えることが可能な教材を開発、提供している。

・このような教育と情報技術を掛け合わせたエドテック市場は、2024年度には2017年度比で8割増の3,062億円に拡大する見通しである。

私見

スマホが普及している現在において、場所を超えて手元で優秀な教師の動画や教材にアクセスできる環境下において、生徒が通学する学習塾の必要性は低下していると言える。

・学習塾のビジネスモデルとしては、①優秀な教師による授業の配信、②オーダーメイドの学習教材の提供、に絞られるのではないか。

・学習方法の進化に伴い、学習効率の飛躍的な向上が期待されるため、過去に問題視された詰め込み教育の逆で、学習領域の拡大(プログラミング、語学など)が行われるのではないか。

・新世代にキャッチアップするため、旧世代の再教育の必要性も高まると見られる。